(o・∀・)第六回『鰊のパイ』〜たしかに、これは大人の味だ〜
こんばんわ。三島です。
本日は、二次元料理のご紹介です。
弊ブログタイトルにもある『鰊パイ』。
ご存知『魔女の宅急便』に登場する、おばあちゃんが焼く、あのパイです。
『私これ、きらいなのよね!』といわれてしまうあのパイ!
果たして、どんな味なのか!
と、いったところで作り方御紹介です。
有名どころのお料理なだけあり、作り方研究をされている先人はたくさんいらっしゃる模様。
わたしは『確実にパイが焼ければ、食べられる』を目的にしました。
はじめに全部火をとおしちゃうやり方です。
外はこんがり、中は生焼けは悲劇ですからねー。
鰊と南瓜の包み焼き(鰊のパイ)
[材料]
□鰊……1尾
□南瓜……1/4個
□玉ねぎ……1個
□ホワイトソース缶……半分〜1缶
□冷凍パイシート……皿に合わせた大きさ+a
□サラダ油またはオリーブオイル……適量
□水溶き卵黄……適量
□塩・胡椒……適量
[調理器具]
□耐熱皿(オーブンに入れても大丈夫なもの。グラタン皿推奨)
□フライパン
□ボウルなどのいれもの
□お鍋
□オーブン(電気が苦手なら、かまど推奨)
□はけ(あるとよりよい)
〔作り方〕
1.鰊を3枚にさばき、塩を振って10分くらい置いておく。
2.南瓜を、適当な大きさにカット。鍋でゆでて、塩を少し入れ、荒くつぶす。
レンジ加熱しても良いです。
3.玉ねぎを5ミリスライスに切る。
フライパンを熱し、油で玉ねぎを少し炒めたら、塩胡椒をして皿に出しておく。
4.続いて水気を拭いた鰊を両面焼く。
5.グラタン皿に2、4、3を順にを入れる。
最後にホワイトソースを注ぐ。
6.パイでグラタン皿に蓋をする。
もちろん、端のあまった部分で、お魚を描くことを忘れずに。
餃子を閉じるように、水をつけて張り付けます。
7.水とき卵黄を塗って、200度に温めたオーブンに入れる。
8.20分間焼きます。
表面が焦げてきたら、アルミ箔をかぶせれば大丈夫。
中は火が通っているので、あったまって、パイが焼ければ良いわけです。
9.オーブンから出す。
(プロフィール写真がそうです。)
味は『鮭とほうれん草のキッシュ』が許されるなら、こいつもありえる、というお味。
パイ=お菓子の概念から外れれば立派なごはんになります。
ただね、パイをあけた瞬間は、『魚!』の匂いです。やはり。
『魚!』……多分あの子はそこがだめだったのではないのかな。
きっと、どの世界の若い人は魚よりも肉なのです。
例えば、日本の10代の娘さんの誕生日パーティで、
『骨付きチキン』が出てきたら盛り上がるけど、
『ぶりの照り焼き・兜煮』が、届けられたら、漁師町というシチュエーションじゃ無い限り、
全員なにごとかと思うもの。
だから、もしもおばあちゃんが作ったのが『子羊と南瓜の包み焼』であれば、
あの娘さんのリアクションは、確実に変わっていたのではないかしら。
もちろん、現代社会に生きる我々の場合、
気心知れた友人との会合に『鰊のパイ』持参すれば、
あえての嬉しい『私これ、きらいなのよね!』の台詞が聞けることでしょう!!
[三島凛子]