(*｀ー´)第十七回『料理本対談』〜都内某所ビレバンの料理本コーナーにて〜

さる2010年8月某日、ヴィレッジヴァンガードのとある支店にて、2人で店頭の料理本に茶々を入れてきました。
今回はレシピをお休みして、その模様をちょびっとお送りします。


女子オンリーの飲み会は「サバト(黒ミサ)」と呼ばれることがありますが、この料理本談義は言ってみれば「昼サバト」です。
「昼サバト」って何だか美味しそうですね(気のせい)。


レシピと同様の顔文字で発言を区分しました。
(o・∀・)＝三島凛子
(*｀ー´)＝村崎式子
です。

---

作ってあげたい彼ごはん６ (e-MOOK)

(シリーズ6冊全てが平積みになっているのを見て)
(o・∀・)「出た。」
(*｀ー´)「出ましたね。」

(*｀ー´)「これ、彼氏の方が付き合っている理由が、料理が美味しいんではなくSHIORIさんが可愛いからっていうのだったら面白いよね(笑)」
(o・∀・)「不細工が『これで私は幸せになりました！』っていう方が説得力がある(笑)」
(*｀ー´)「そうそう(笑)」

---

まんがキッチン

(*｀ー´)「我々まんがに出てくる料理を再現する『二次元ごはん』とか取り組んでるけど、この本はピンと来ないんだよね。」
(o・∀・)「そうなんだよね。」
(*｀ー´)「我々2人が2人してピンと来ないというのは何かあると思うんだよね。」
(o・∀・)「表紙が羽海野チカ先生であるというだけでなくね(笑)」
(*｀ー´)「こらこら(笑)」
(ページをめくりながら)
(*｀ー´)「……何だこの『のだめカンタービレ』にちなんだお菓子『ぎゃ棒』って……。」
(o・∀・)「作品に出てきた料理じゃなくて、この人が作品からイメージした料理なんだよ。レシピという形の批評になっちゃってるんだよ」
(*｀ー´)「我々の求めているものとは異なるということか」
(o・∀・)「そういうことだ！」

---

ケンタロウ1003レシピ (講談社のお料理BOOK)

(o・∀・)「私、ケンタロウが受け入れられたのはカツ代の『息子』だったからだと思うんだよ。」
(*｀ー´)「ほう。」
(o・∀・)「栗原はるみの娘も料理研究家なんだよ。」
(*｀ー´)「マジで!?」
(o・∀・)「だけどケンタロウほど有名じゃないでしょ。」
(*｀ー´)「うん、知らんかった。」
(o・∀・)「それ、『娘』だからだと思うんよ。」
(*｀ー´)「あー、何となくわかる……。」

おもてなしも野菜が主役で ともベジ (講談社のお料理BOOK)

---

やっぱり肉 (ORANGE PAGE BOOKS−男子厨房に入る)

(o・∀・)「(めくりながら)この本の写真はすごいね。」
(*｀ー´)「すごいね。肉のどアップばっかだね。」
(o・∀・)「『肉！』って感じでね、もうね。」
(*｀ー´)「『肉！』だね、むしろレシピの部分が読みにくいね(笑)」

---

杉本彩の男を虜にする料理

(*｀ー´)「やっぱりこれですよ」
(o・∀・)「へぇ(笑)」
(*｀ー´)「まるごと真似しなくても、バターやオリーブオイルを多めに使うとかビール煮にはライトタイプのビールを使うとか、そういうポイント1個だけを真似するだけでもグッと美味しくなる。」
(o・∀・)「ほう(笑)」
(*｀ー´)「エッセイも読めるしな！　むしろ半分はエッセイだ！」
(o・∀・)「あはは」
(*｀ー´)「興味ないっしょ(笑)」

---

(*｀ー´)「某彼氏ごはんといい、肉の本といい、もはや料理本はキャラ立ちしてないと売れんのだろうなぁ。」
(o・∀・)「我々の母上たちの時代は定番料理大百科みたいなのが5冊シリーズとかであったりもしたがね！」
(*｀ー´)「『和食編』とか『洋食編』とかに分かれてるやつだろ。」
(o・∀・)「そうそう。一家にひとそろえあれば、生涯料理のネタが尽きないようなやつ（笑）」
(*｀ー´)「今はクックパッドもあるし、わかんないことはYahoo知恵袋で教えてもらえるからな。紙媒体で、かつ『その本』でなければいけない必然性を付与しなければならない。」
(o・∀・)「そのために『料理研究家』というカリスマが必要なのかもしれないな。」
(*｀ー´)「なるほどなー。」

---

(*｀ー´)「しかしこれだけ店内いろいろあるのに、いつまでも料理本コーナーに居座ってて、時間配分異常だろ……。」
(o・∀・)「(立ち読みを続行しながら)うむ。」
(*｀ー´)「(聞いちゃいねぇ……。)」

---

にほんブログ村

にほんブログ村
ランキングはこちらをクリック！